◯◯市の職員として何に取り組みたいですか?
この質問は選考の過程で必ず聞かれると思っていいです。
そして受験するからには、これにしっかりと答えられるようになっている必要があります。
とはいえ、まだ働いたこともないし…
そもそも行政が何やってるかなんて詳しくは知らないし…
と思いますよね。笑
それでいいんです!今考えられる自分なりの取り組みたいことを答えられればそれでOKです。
ただ、正直自分も学生の頃は、この質問への「答えの作り方」が分かりませんでした。
この分野に興味がある。こんなまちになるといいんじゃないか。みたいな漠然としたものはありましたが、それが面接の答えにはなかなかできず…。まして、上にも書いたようにそれは行政の仕事なの?民間の仕事なの?の線引きもよくわからず…。
なので、この記事では少しその答えの書き方について触れていきたいと思います。
まず、皆さんはどんなまちに住みたいですか?
これは市職員として永遠の課題ですし、究極の質問です。市民全員が「住みたいまち」「住み続けたいまち」を作ることが行政職員にとっての究極の目標だと思います。これは永遠に全職員が追い続けたい目標ですし、追い続けたい目標です。
これを最初に考えます。
自分はこんなまちだったら引っ越してきたい。
こんなまちで働いてみたい。
こんなまちで老後を迎えてみたい。
このまちのこんなところが好きだから守りたい。
どんな視点でもいいです。それぞれ価値観はありますので、自分なりのポイントに絞ってもいいですし、かなり漠然としたものでも大丈夫です。一つ「こんなまち!」というのを定めてみてください。
例:◯◯市をこどもがいきいきと育つまちにしたい!
大きな目標が定まったら、それを細かく分けて考えていきましょう。少しずつ細かく具体的にしていくイメージです。
「こんなまち」ってどんなまちだろう?
どういう状態を言うんだろう?
誰がどうなってたら良いんだろう?
どんな施設や制度があったらいいんだろう?
いろんな視点から「こんなまち」を具体的に考えていきます。こうすることで、自分の価値観を知りつつ、具体的な仕事のイメージに近付けていきます。
例:こどもがいきいきと育つまちとは
- 平日休日問わずこどもたちの遊ぶ声がよく聞こえてくる
- こどもたちが何かを我慢することなく、やりたいことを自信を持ってできている状態
- 親世代が楽しんで子育てをしている
- 公園がたくさんある
- こどもの感性を育むような施設がある
細かく分けることができたら、ここからさらに1つか2つに絞ってみましょう。(もちろん実際には全部実現できたら良いんだと思いますが…)
そしてそれに対して行政はどのようにかかわっていけるのかを自分なりに考えてみます。もちろん志望する自治体のホームページ等を見て、施策を調べてみても良いと思います。意外と行政って色んなことをやっていますので、もしかしたら自分がこれやりたい!ってことが見つかる可能性もありますよ。
例1:公園がたくさんある
- 空き地が多いから、こどもたちが遊べるような広場に整備したい
- すでに空いてる土地は多くないから既存の公共施設を開放してこどもたちの居場所作りをしてみたい
例2:こどもたちが何かを我慢することなく、やりたいことを自信を持ってできている状態
- こどもが学びたいことに対して何らかの補助ができないか
- 経済的な理由で諦めなくて済むような制度を作る
- 市内の部活動やクラブ活動などを活性化する
ここまで来ればもうやりたいことは明確ですよね。