いざ入庁準備!〜入庁までに何をしたら良いの?〜

入庁までにやっておくべきことはありません!

公務員試験に合格して無事に内定を獲得!
採用決定通知も受け取っていざ念願の公務員生活へ!
あれ?周りの民間企業に合格した同級生たちは資格取得の勉強?事前学習のテキスト?自分は今のところ何も言われてないな。大丈夫なんだろうか…。
と不安になりますよね。
説明会や内定者面談など学生の皆さんと会う場所でもよく言われる質問の一つがこれです。

「入庁までに何かしておくべきことはありますか?」
これに対する私の答えの一つが冒頭のものです。
特に何も言われないのであれば、本当に特に何もしなくて良いと思います。といっても何かしないと不安。良いスタートを切りたい。という方に向けて、参考になればと思い、いくつか挙げさせていただきます。

- 地名を覚える
地域住民の方や、職員の中では「⚪︎⚪︎のAさんから〜」「◇◇のB交差点で〜」のように地名で話すことがあります。特に自治会活動が活発な自治体などでは、かなり細かい単位で話しが出たりします。実は最初ここについて苦労したりもします。実際には入ってから実務とともに覚えていけば良いと思います。ただ、地元出身じゃない人は特に事前に地図を見たりするとなんとなくそのまちのことがわかると思いますのでオススメです。
防災部局や都市計画部局、地域自治部局に配属された場合は特にここを知っていると知らないでは違ってくると思います。

この様に自治体のホームページで地区別人口なども載っているので、見てみるとその地域の特色とかを掴むきっかけにもなります。

- 自分の専門分野の知識を深める
みなさんは採用試験を通して、自分の強みややりたいことなどをアピールしたはずです。そのアピールに人事は期待して採用しています。初期配属は別としてその分野で活躍する姿をイメージして内定を出しているはず。時間があればその専門分野をどんどん深めていけると良いかなと思います。
ご存知の通り地方自治体の仕事はかなり幅が広いです。学生の頃はまったく触れもしなかった分野で仕事をすることもあります。先輩の職員でも、もしかしたら特定の分野ではみなさんの方が知識を持っているなんてことも十分にあり得ます。そうなった時に自信を持って仕事をするためにもオススメです。
実体験ですが、大学の時の学びって定着しているものが多かったりするんですよね。この貴重な時間を使って少しずつ復習したり深められると良いかもしれません。

- とにかく遊ぶ!
冗談ではなく個人的にはこれが1番大事だと思っています。公務員は休暇制度がしっかりしているとはいえ、まとまった時間がしっかりと取れて、なおかつある程度自分のためにだけお金を使えるというのは、実はなかなかないものです。一般的にですが…。
好きなことを思いっきりやること、実はこれが1番のまなびになるんじゃないかと思っています。
色んなものに触れて、色んな体験をすることができれば、それが仕事に生きることも私生活に生きることもあります。ぜひ有意義に使って欲しいなと思って、説明会などで時間があるときはしっかりと伝えるようにしています。

いかがでしたでしょうか?
入庁まで何をしたらいいか分からん!とにかく不安!というみなさんにとって、少しでも有意義な記事になっていたら嬉しく思います。

最後に入庁前に読んでおくと良いかも?という本を紹介させていただきます。
次に紹介する2冊は私も読みましたし、結構周りの人も読んでることが多かった本です。
採用当時に人事担当者の方からもおすすめされました。公務員には独特な言葉遣いや庁内ルールがあって、そこを入庁前に読めたのは良かったかもしれないです。
もちろん強制はしませんが、手元にあると少し安心できるかも?ぜひ読んでみてください。
仕事術なんかは割と民間企業とかでも通用するのでは?という内容があったりもします。2冊ともおすすめできる本です。

公務員1年目の教科書 [ 堤直規 ]


図解 公務員1年目の仕事術 [ 佐久間 智之 ]


では、また。