公務員の仕事はつまらない?楽しむ仕事への取り組み方とは?

私たち地方公務員の仕事は、住みよいまちを作る仕事です。

毎日起きて、仕事をしたり、学校や幼稚園、保育園に行ったり、ご飯を食べたり、家族や友達、恋人と話をしたり、、、

人それぞれにいろんな生活があります。その全員が「このまちっていいまち!」と実感できる環境が私たちにとっての究極の目標になります。

それはもちろん私たち個人にも当てはまります。地方公務員は奉仕の精神を持って…と言われますが、それはあくまで考え方とかの話です。もちろん特定の誰かの利益のためにとか、不公平となってしまう仕事は好ましくありませんし、場合によっては違法となることもあります。ただ、私たちも地方公務員という世界に身を置いて「仕事」をしているのは紛れもない事実です。感情を殺して、機械のように働いて…ということが求められてるわけではありません。

例えばケースワークをしている時、目の前の対象者の望むべきことや、その人にとって良いと思うことをなるべく実現するために一生懸命に考える。これは他の人のことを考えてないから悪いことでしょうか?私はそうは思いません。もちろん限度はありますが、ひとりひとりに対して真摯に向き合っていく姿勢も求められてると考えてますし、何よりもそこに自分の感情が動かせなければ仕事がつまらないと思います。

そこで、どのような視点を持って、日々の仕事に前向きに取り組んでいくかということは非常に重要だと考えています。

 

次は私の個人的な視点ですが、同じ仕事でも考え方は次のように分けられると思います。

 

社会的な視点:どうすればこの国は良くなるのか

職場的な視点:どうすればこの組織は良くなるのか

部署的な視点:どうすればこの部、課は良くなるのか

個人的な視点:どうすれば仕事が早くなるのか、評価されるのか

 

この4つの視点の中で、今の仕事はどこに重きを置いた仕事なのかというのを常に意識できるとそれだけでモチベーションが違ってくると思います。

1番大きい社会的視点については、究極的な目標に近づくためのものですね。市職員であれば「この市」と読み替えてもいいと思います。結果的に他団体へ効果が広がっていく可能性はあるにせよ直接的には市内への訴求になりますので、その方がイメージはつきやすいと思います。

1番近い視点である個人的視点では、まさに自己実現です。仕事以外の時間を多く作るためにどうすれば効率的に仕事ができるか、どういう仕事をすれば周りの人たちに評価されるかという視点です。これも紛れもなく大事な視点なですよね。どうせ仕事をするなら評価されたいですし、仕事だけじゃなく人生全体で考えた時に自分の人生のどこを充実させたいかという視点です。

 

この4つの視点はあくまで一例です。

仕事をする上で一つだけの視点にこだわる必要はありませんし、むしろこの4つが絡み合っているのが仕事だと思います。時には「なんでこれやるの?」っていう時があります。そういうときは上司に聞いてみるといいと思います。場合によっては間違った方向に進んでしまうこともあれば、もっと良い方法をあなた自身が知っている可能性もありますし。

上司の指示に従う義務はありますが、思考停止して働けという意味ではありません。上司部下関係なく目的を共有して、その達成のために考えて働いていく。やらなくていいことはやらないし、機械に任せるべきことは任せる。もっと言えば委託して民間のノウハウの方が良いのであれば委託してしまう。行政内部で完結させる、非効率なやり方であっても職員の自己犠牲で結果的に追いつけば良いという時代はもう古いです。

 

ぜひ紹介した4つの視点を参考に、楽しい公務員生活を送ってもらえればと思っております!

 

それでは、また!