公務員試験は勉強だけじゃない?〜公務員試験の類型を解説〜

  • 公務員試験って難しかったんじゃないですか?
  • 1日何時間くらい勉強してきましたか?

採用説明会やOBとしてキャリア◯◯会に行くとよく受ける質問の一つです。


私は難しかったとは思わなかった&勉強はほとんどしてないです(^◇^;)!


まず一口に公務員試験と言っても何パターンかあります。少し見ていきましょう。

 

1.公務員試験型

そのままです。いわゆる「公務員試験」です。このパターンでは

1次試験:筆記試験(教養科目・専門科目)

2次試験:人物試験(面接試験・適性試験)

のような形式で進みます。

みなさんがイメージする「難しい」「長時間勉強が必要」な公務員試験はまさにこの1次試験だと思います。

 

2.人物重視型

最近(といってももう10数年前頃からですが)主流になってきている試験の形式です。地方公務員の多くでこの形を取り入れ始めています。

いわゆるザ・公務員試験の筆記試験を廃止し、学力についてはSPIやSCOAなど民間の選考に使われる筆記試験が採用されています。


3.一芸採用型

名前の付け方は不適切かもしれません。笑

1にも2にも当てはまらない形式で、プレゼンテーションを課したりするなど受験者の特性を最大限に評価して選考していく形です。まだまだ数は少ないですが、1部の自治体の選考のさらに1部では採用されている試験の形です。

 

このように一概に公務員になるための試験と言っても自治体によって特色があります。

特に近年は自治体職員にも柔軟性が求められ、各自治体での特色に応じたさまざまな施策を展開していく必要があります。こういった背景もあり、筆記試験の結果よりも人物重視、いろんな経験を有する人を採用して融合していこうという発想になってきているわけです。

 

ちなみに私もほとんど2のパターンでの受験を経験してきました。面接が重視される試験でしたので、予備校に通うということもせず、民間企業の就職活動と同じ感覚で選考に臨んでいました。

 

とはいえ、対策は必要です。

何もせずに受けて受かるなんてそうそうある話ではありません。では、どんな対策をしたら良いのか。実はシンプルです。それは

 

なんで公務員になりたいかを考える

 

これに尽きます。

シンプルすぎますか?でも本当にこれに尽きると思います。明確に公務員になりたいきっかけがある人もいれば、なんとなく公務員になりたいと思った人もいると思います。

ただ、無数にある職種の中で「公務員」って思ったからには何らかのきっかけが存在してるはずです。そこを徹底的に突き詰めてください。もちろん自分なりにで構いません。

 

⦅私の場合⦆

野球部の顧問になりたい

 →教師って公務員なのか(←ここで公務員を知る)

  →教師になるのはやめよう

   →行政学とか政治学の講義面白いなー

    教師はやめるけど、土日とかに野球は教えたい

    →カレンダー通りの休みの公務員になるってありかも

 

こんな感じで公務員志望が固まっていきました。

そこからじゃあ公務員になって何する?を考えていくことになります。元々これがしたいから公務員って発想ではなかったので、公務員って何やってるの?っていうところから調べていく作業になります。

そして色々と調べた結果、教育・子育ての分野に非常に惹かれて公務員でそれやりたい!ってなったわけです。(この辺りは追々触れていきます。)

 

こうやって突き詰めていくと、自分が公務員になりたい理由とやりたいことが明確になっていきます。この作業が苦手な人も自分なりで大丈夫です。結局それが自分の言葉になっていけば、内容はどうであれしっかりと相手に届きます。

意外と多いんです。ネットで調べた問答集の回答をしてくるような人。これ結構分かります。しっかりと覚えてきたことを話そうってなってしまってるんですね。それよりも言葉はたどたどしくも自分で考えた言葉で話せたら、相手の印象には残ります。人物重視の試験は面接終了後に思い出させられるかが勝負だと思います。

 

志望動機の組み立て方については詳しくはをご覧ください

 

では、また。