志望動機の作り方〜なぜ公務員になりたいの?〜

今日の記事は

  • 公務員になりたいけど志望動機の作り方がわからない
  • 「安定」とかを理由に公務員になってはいけない?
  • 合格できる志望動機ってあるの?

こんなことを知りたい人に向けて書いてみようと思います。

最後までお読みいただけると嬉しいです。

 

◯志望動機の作り方


なんで、公務員になろうと思ったんですか?


よく聞かれる質問です。

気になりますよね。公務員試験に合格するためにまず考えることの一つだと思います。面接でもエントリーシートでも書きますし、試験勉強をするためのモチベーションにもなります。

 

私が公務員になりたいと思ったのは元を辿ればカレンダー通りに休みたかったからです。それこそ面接とかエントリーシートに書いたらマイナスイメージを与えそうですよね。でもきっかけはこれで良いんだと思っています。私自身も採用担当をしていましたが、これはこれで本当に素直なきっかけの一つだと思います。間違いなく公務員の魅力の一つですしね。

しかし、受かる志望動機を作るにはここからさらに踏み込む必要があるのも事実です。

ではどのように踏み込んでいくのかここからお伝えします。

 

1.なぜ?なぜ?で考えてみよう

そのままです。ひたすらなんで?なんで?で考えていきます。

途中すっ飛ばしますが↓私の場合

 

カレンダー通りに休みたい

(なんで?)土日に野球を教える時間が欲しい

(なんで?)指導者の経験が楽しかったから

(なんで?)うまく行かなくて悩んでる人と一緒に考えて結果が出た時の快感がすごい

 

ここまでくると「あ、私は自分が前に出るよりも人を支えることに喜びを感じるんだな」という発見があります。

 

2.それで?それで?考えてみよう

今度は逆です。深く潜り込んだ分、思考を変えてじゃあそれを公務員に当てはめると?の思考で考えていきます。

 

引き続き私の場合をやってみます

人を支えることに喜びを感じる

(それで?)地方公務員なら人の生活を支えることに寄与できる

(それで?)特にこどもを支えることにやりがいを感じる

(それで?)教育委員会とか次世代育成部門で活躍できる

 

こんな感じでイメージをどんどん地方公務員の仕事に当てはめていきます。そうすると、漠然となりに自分の志望動機のキーワードが見えてくるはずです。

私の場合は「人の生活を支えたい」「一緒に悩んだら考えたりする」「教育委員会とか」あたりが、より具体的な志望動機の構成に近づけそうなキーワードです。

 

3.組み立てていこう

ここからは上の作業でやっていった志望動機を組み立てていけば大枠は完成です。簡単にフォーマットを用意しておけば民間企業でもどこでも使えそうですね。

私の場合は

私は貴市職員として市民生活を支えることに貢献したいため志望します。

私は、学生時代の指導者の経験において人と一緒に考えながら動くことでうまく行った時にやりがいを感じていました。

この経験を活かして、教育委員会や次世代育成部門を中心に市民生活を支えることに貢献できる職員になりたいです。

こんな感じがフォーマットになりそうです。※もちろん抽象的に書いていますので、このままではダメですよ。。。

イメージとしては

  • 大きな志望動機
  • なんでそう思ったか(経験)
  • 特にどうしたいか(具体化)

こんな構成ができると短いながらも人となりを伝えられるかと思います。

 

◯安定とかを理由にしてもいい?

結論から言います。いいです。

ただ「安定してるからです!」はダメです。

ん?結局どっち?良いの?悪いの?という声が聞こえてきそうですが、、、

安定してるのが良いのは多分人事の職員もみんな分かります。しかも納得します。なので、「安定してるからです!」という理由で不合格にはしません。そういった意味では、いいですという回答になります。

 

受かるためには、最初にやったようにここからさらに掘り下げていく必要があります。

なぜ安定してる職業が良かったのか。若い時はガツガツ働いて実績積んでお金を稼いで…っていう考え方はなぜ取らないのか。このように考えると「安定」に行き着いた結果があるはずです。

これはよく言われる「休みが取りやすいから」も一緒です。

なぜ?なぜ?で考えていくと、自分の中で持っている価値観に気付くことができます。

 

「安定」「休みの取りやすさ」は結果です。

ぜひその観点で掘り下げてみてください。

 

◯受かる志望動機ってある?

これは断言します。ありません。

どこでも合格するような志望動機はありません。なぜなら志望動機はきっかけに過ぎないからです。この記事でも見ていったように志望動機はすべての入口になります。

志望動機をきっかけに

  • 入ってから何をしたい?
  • どんな経験をしてきたの?
  • 将来はどんな職員になりたい?

のように、その人の過去と未来を想像したり、価値観を知ろうとしていきます。なので、人それぞれ志望動機は違うはずなんです。

そしてその人を知った上で、本当に欲しい人材なのか、自分のところの組織風土に合うのか、こんなところを想像しながら合否を決めていくんです。

 

ただ、それだとだいぶ運任せな感じもするのでみなさんの自信をつけることを書きたいと思います。

上に書いたようにしっかりと自分と向き合って、なんで?どうやって?と考えることで志望動機が自分の言葉になれば、間違いなく好印象になります。そして人事がおおっ!!と心の中で思います。

そうすれば限りなく合格に近付くことができます。人事が持つみなさんのイメージと、自分の持っているイメージが近くなるので、面接の質問がだいぶ想定できると思います。そうすれば面接のやりとりもスムーズになりますし、自分の良さを存分にアピールすることができます。

 

なので受かる志望動機はありませんが、

合格に限りなく近付く志望動機はあります。

 

 

今日は志望動機について書いてみました。

こんなんどう?みたいなものがあれば、ご連絡いただければアドバイスもさせていただきます。

 

引き続きいろんなテーマで地方公務員になりたい、地方公務員で活躍したい人を応援する記事を書いていきますのでよろしくお願いします!